事故車・修復歴 見分け方や方法 説明するよ 【中古車】

こんにちは、ロックオンと申します。🤔

中古車選びって難しいですよね。車種・色・値段・走行距離・人それぞれ好みがありますが事故歴・修復歴を隠されてたら絶対嫌です。大きな声では言えませんが私、経験者です。悪徳業者が居てこんな感じで出回ります⇒中古車売買業者→修理会社→中古車売買業者→オークション会場やお客さん って感じです。

ネット検索で書いてる事故歴・修復歴の見分け方や方法は基本の事なのでもちろん事故修理する人(板金・塗装屋さん)は綺麗に直そうとします。職人さんの腕(力量)でも変わりますが、素人から見てすぐに分かる様な直し方はしません。

悪徳業者になるとオークション会場に居るプロの査定士にも分からないように直します。特に「修復歴あり」になると査定額が大きく変わる高級車に、多い気がします。

 プロの査定士にも分からないような修復歴を見分けるのは無理かもしれませんが、簡単な見分け方や方法を説明します。

修復歴とは?

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  1. フレーム
  2. クロスメンバー
  3. インサイドパネル
  4. ピラー
  5. ダッシュパネル
  6. ルーフパネル
  7. フロアパネル
  8. トランクフロアパネル
  9. ラジエータコアサポート
 9のラジエータコアサポートは交換で修復歴、フレーム修正で直してあれば修復歴になりません。
簡単に言うと車本体に溶接もしくは繋がっているものが交換・修理されていると修復歴になり、ネジ止めされているドア・ボンネット・トランク・フロントフェンダー・バンパー・サイドステップなどは交換・修理しても修復歴になりません。   

初級編

外観などはポイントさえ覚えれば比較的簡単に見分けれます。 

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の所にバンパーの裂けがありますが、軽自動車の場合は思った以上にボディー側にもダメージがあります。

 

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この車は右フロントフェンダーを事故により調整しています。その場合フェンダーとボンネット・フロンドドア・フロントピラーとの隙間が変わります。分かりずらい場合は事故歴のない反対側のフェンダーの隙間と見比べれば良いと思います。

板金屋さんは基本、綺麗に直しますので分からなくなります。

 

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ボンネットを開け赤の所のフェンダー取り付けボルトやフェンダー側に傷や錆び、塗装の剥がれがあるとフェンダー調整・交換の可能性あり!

塗装屋さんが綺麗に直してる可能性があります。

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フェンダーと同じくボンネットドア類リヤゲートトランクの取り付けボルトも見ておきましょう。

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右周りの事故を想定すると、1、鉄板接合部 2、フェンダー取り付けの土台部 3、タイヤハウスの接合部など もサビやユガミが無いか確認してみるといいかも。

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リヤフェンダーの交換はこんな感じで取り替えます。※スライドドアのレールがあり、その下の損傷の場合はレールから下だけ交換の場合もあります。

1、ボディーと交換部品の接合部(溶接部) 2、シール部 3、スポット溶接部(ウェザーストリップを外さないと見れません) 4、タイヤハウスのスポット溶接部 など確認できる車種もあります。

板金屋さんや事故具合によって、の溶接部の位置など変わります。

 

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サイドステップには、赤で矢印した所のようなアンダーコートをしている車種があります。ココが1番見つけやすい!

リヤフェンダー交換時やサイドステップ修理時はアンダーコートを塗り直す場合があります。ココを新車時と同じような段差だったり目の粗さにするのは難しいので、周りや反対側と見比べると違いがあるかも!

中級編

洗車を頻繁にする人なら見抜けるかも??

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コレは簡単ですが、赤の所にサビが浮いてます。このように塗装をよく見ることが大事です。

赤で矢印した所の様に斜め後ろから見ると周りの影や景色が見えます。コレは、プレスラインですが、影や景色が綺麗に写って無い様であればヘコミやヒズミの場合があります。修理をしていると塗装肌が違ったり、経年劣化でパテの形が出ていたりします。

塗装肌を見るとゴミ噛みがあったり、他のパネルと肌が違う(荒かったり、ツルツルだったり)場合は修理や交換の可能性あり!  新車時もゴミ噛み(外車は多いです)はあります。 

上手な塗装屋さんは、塗装時に少し荒く塗り磨きで周りの塗装肌と合わせる事をします。

修理されたパネルは分からないぐらい綺麗に色合わせしてますが、ドアとフェンダーやフロントドアとリアドアの色の違いを見る事も忘れずに。

 

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トランクやリアゲート下のスペアタイヤのスペースも確認しておきましょう。フロアカーペットがあって下の状況が分からないタイプもありますが、車種によってフロアパネルが剥き出しで確認できる場合もあるので見ておきましょう。

※「スペアタイヤはどこにあるんですか?」などと聞いて確認するのも良いかも!

最近はスペアタイヤが元々無い車も多いかな??   

上級編

機材や道具が必要です。

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膜厚計です。これさえあれば、ほぼ修復場所を見分けれます。修理時の膜厚はもちろん多くなりますし、新品交換で塗装する場合も元の膜厚と同じ数値にするのは、至難の業です。ただお値段が・・・数百万払って状態の悪い中古車を買ってしまう事を思うと、お安い物です。

 

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 私の愛車は修復の無い場所で、100ミクロンぐらいでした。

この数値は素材・場所・車体の色・車種(同じ車種でも個体差がある)で違ってきます。

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 新品交換のパネルを塗装してる場所で200ミクロン前後でした。

 

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フレーム修正機です。これは「中古車を見に行って」とかは不可能ですが、もし自分の車が気になるのであれば依頼するのも手かもしれません。

事故関係なくフレームの歪みがあれば問題です。

まとめ

事故車・修復歴車がダメとかではなく、自分で車の状態を知り納得して購入するのが中古車選びのポイントだと私は思います。